少し寝坊してしまった。理由はいたって単純。なんのことはない、ワクワクしすぎたあまり前夜寝付くのが遅くなってしまったのだ。ベッドサイドの時計をにらむこと約3秒。リカバリは可能と判断して勇躍家を後にしたのだった。北部紀州の電車経路は割愛するが、南海高野線(サンライン)でグイグイと北上する。南海堺東駅に到着したのは10:23。なんば行きの各停に乗り換えて岸里玉出駅で下車したのは10:34。こちらで南海電鉄汐見橋線に乗り換える。実は汐見橋線なるものを知ったのは、今回の経路を調べる過程だった。世の中には、まだまだ知らないことが多い・・・。
岸里玉出駅には2つの顔があることを知る。南海本線・高野線の電車が止まるホームと汐見橋線のホームである。前者はドーンと長いホームだが、後者は2両編成専用のミニサイズである。個人的には手のひらサイズという感じがわりと気に入ってしまった。予定にはなかったが、渡し船の予行演習とばかりに入線する電車を動画におさめてしまった。いかに1GBのメモリといえど、動画撮影をメインとする今回の旅では、ゆえゆめ油断は禁物と心に決めておいたはずなんだけど、いきなり「例外」を作ってしまった。いかんいかん。
10:59に津守駅に到着。堺東から各停に乗り換えて以後、頻々と目にした木造ペンキ塗りの駅舎である。南海高野線を使う時は急行と決まっているので、こういう駅が沿線にあるなんて全く知らなかった。なんだか旅の幸先が良い気がしないでもない。これで寝坊は帳消しになったのではないだろうか、そんな気がした。なんだかんだで前向き思考な私ではある。ちなみに木造駅舎でも改札は自動改札だった。このアンバランスもなかなか具合が良い(というか悪くない)。